ほんとのこと 「プラチナ様」 「何だ?」 「好きですよ」 「っな…!?」 「大丈夫ですか?」 飲んでいた紅茶でむせてしまったプラチナに、背中をさすってやりながらジェイドは声をかけた。 「おまっ、お前が急に変なことを言うからだろうっ」 「変なこと言いました?」 「言った!」 「何のことです?」 「貴様…っ」 顔を赤くしたプラチナがユラリ立ち上がり剣に手をかける。 「ちょっ、プラチナ様!落ち着いて。全く短気なんですから」「誰のせいだ!」 「…俺は変なことを言ったつもりはありませんよ」 うつむいているプラチナにジェイドが言う。 「じゃあ何だというんだ」 「本当のことです」 「…なにが」 「貴方を好きだということが」「またっ」 顔を上げ、思わず真面目な顔とぶつかった。 「…っ」 「本当のことですよ」 「そんな、こと…」 「否定しないで下さい。これでも一大決心の告白なんですから」 「本当に…」 「ほんとです」 顔が赤くなる。 頬にジェイドの手が触れる。 「プラチナ様」 「…いやだ」 「プラチナ様」 「いやだ、ジェイド…」 迫ってくる顔に抵抗を見せるが名を呼ぶ声は軽い甘えを含んでいて。 そのまま、キスをした。
・・・・似非な二人(汗) 戻