快新的日常



快新的日常SS






 「しんいちー?」

快斗の声がする。
ソファーで転寝していた新一は、うっすら目を開けそうになって・・近づく気配に、寝たふりをした。

「新一?ありゃ、寝てるの?」

顔に影が落ちて、快斗が覗き込んでいるのが分かる。

「新一、おやつできたよー?」

快斗の指が新一の髪に触れる。
軽くカラダをゆする。

「新一ってば」

もっと呼んで。心地いい声で。

「・・・新一・・」

あれ?と思うと、気配がどんどん近づいてきて、寝た振りをしている新一は、抵抗もできずに快斗に深く唇を奪われた。

「んっ、んー・・・んっ」

ちゅっと唇が離される。
少し濡れた目で快斗をにらみつけると、ちょっと意地悪な笑顔を浮かべた快斗が居た。

「おはよ、新一」
「てめ、寝込み襲いやがって」
「狸寝入りしてた人が言う台詞かなー?」
「なっ」

顔を赤くする新一に、快斗がニコニコと笑う。

「い、いつから・・?」
「はじめ声をかけてから?」

恥ずかしすぎるっ!!!

新一はうつ伏せになってクッションに顔を押し付けた。

「かわいー、新一」
「うっせ、ばーろ」
「俺を、騙せるわけないじゃん?誰だと思ってんの。新一の気配なんて、すぐわかっちゃうんだから」

そういって、新一の上にかぶさり項にちゅっとキスをした。

「っ、快斗、離れろよ」
「むーり」
「おやつは!?」
「そんなんあと。先に新一」
「やめ、・・ぁっ」

仰向けにひっくり返された新一は、赤い顔で快斗の見上げる。
そこには満面の笑みの快斗が新一を見下ろしていて。


「いただきます」


そんな昼下がり。 





やばい、前に書いたのとネタ被ってるかも・・。