蛮ちゃん大好きvvvB 肩で息をして、銀次は俺にもたれかかってきた。 「ばんちゃん・・・」 イッたばかりのその声は、まだ熱を帯びていて・・・。 原因はわかっていた。 ちらりと、目線を上げて、俺を見てくる。 誘うような、濡れた視線にドクンと脈打つのがわかった。 俺だって、そうそう余裕があるわけじゃねー。 「なんだよ?銀次・・・」 わざと、低く囁いてやる。 「ん・・・っ」 それだけで、イッたばかりのモノが再び頭を擡げてくる。 「なんだよ、言ってみ・・?」 「あ、・・。俺、足りない・・・っ、ばんちゃ・・・ねぇ・・・?」 俺に、自分から腰を摺り寄せてくる。 「ほら、蛮ちゃんも・・・、こんな、だよ・・・?ね、ちょーだい・・・?」 そう言って、俺のものに優しく触れてくる。 「っ・・・・」 息を詰めた。ヤバかった・・・。 たったあんだけの、刺激でイッちまうとこだった・・・。 ったく、冷や汗もんだぜ。 「ばんちゃぁん・・・」 紅く濡れた舌を覗かせて、銀次が誘いをかけてくる。 「あせんなよ。今、やるから・・・」 そう言って、俺は銀次の唇を塞ぎ、軽く舌を吸ってやる。 「ん・・・ぅ・・・はっ・・・」 「銀次、俺に背中向けて、壁に手をつけ」 「ぅん・・・」 銀次に腰を突き出させ、ひくつくソコに、銀次の出したもので濡れた指を這わせる。 「っ、あ・・・っ」 後ろから抱きしめてやる。 ソコをなでていただけの指を、浅く、中に埋め込むと、うごめく内壁が奥へと誘いをかけてくる。 「あ、あ・・ン、はぁ・・っ」 「すっげー、もの欲しそうにひくついてんぜ・・?」 そう、囁いてやると、きゅっと中の指が締め付けられる。 「なんだよ・・?指だけで、イッちまうか・・?」 探るまでもなく、銀次の体のことは俺が一番よく知ってる。 本数を増やし、銀次の中のイイトコロを攻めたててやる。 「あっ、あ、あっ・・・っ!!」 さっきイッた銀次のモノは、すでに熱く勃ち上がってる。 「おら、イッちまえ」 「ひっ、あ・・あっ・・・あーっ」 少し乱暴に中をかき回してやると銀次は膝をガクガク揺らして、白濁を吐き出した。 「ン・・あ、ぅ・・・はっ、はぁ・・・」 唾液を飲み込み、肩を上下させて荒い息を繰り返す。 そんな銀次のうなじにキスをして。 「やらしーやつ・・・」 笑いを含んでそういうと、銀次は真っ赤な顔で肩越しに俺をにらんできた。 いー顔しやがって。誘ってるって、わかんねーのか? ま、わかってやってりゃ苦労はしねーんだけどよ。 「そう、睨むなって。褒めてんだぜ?」 「そんな褒め言葉いらないよ!大体、蛮ちゃんがっ・・・!」 「おう。お前をこーんなヤラシイ身体にしたのは、俺様だぜ?」 そう言って、キスしてやる。 まだ、不満げだったけど、文句はいってこない。可愛い奴だ。 そろそろ、と思って指を抜こうとしたら、小さな悲鳴が聞こえた。 しかしそれは、どちらかといえば、ミーハーな女が好きな奴を見たときに上げる、歓喜に近い悲鳴だ。 さすがに銀次にも聞こえたらしい。そちらを見ると、女が3人、こちらを見ている。 しかし、こっちが気づいたのがわかったのか、その場から逃げるように立ち去った。 ・・・そうだった。ここは人通りが少ないといっても路地裏で。人に見られてもしかたねーんだった。 くっそー、こんな銀次を、他の奴に見られるなんて・・・。でも、場所が場所だしな。 今回ばかりはしゃーねーか。 「ま、見られちまったもんは仕方ねーし。気にすんな、銀次」 そう言って、銀次に視線をやるが、どうやら固まっているらしい。 「銀次・・・?」 「ば・・・・、」 「ば?」 「蛮ちゃんの、ばかぁーっ!!」 「おわっ、なんだよ、急にっ」 「何だよ、じゃないでしょー?ここ、道だよ??外だよ???なにやってんのさっ、信じらんない!!バカバカっ、見られちゃったじゃないかーっ」 んなこと言われても。 「うっせーな、てめーだってノリ気だったじゃねーかよ、今まで」 「そ、それは・・・、だって、気づかなくてっ」 「気づかねー方がバカなんだよ。」 そう言って、行為を続けようとするが、銀次がそれを許さない。 「やだっ、やだってば、蛮ちゃんっ!こんなとこで、やーだーっ」 「うっせ!今更止められっか!!」 後ろから抱きすくめてる俺の方が有利だ。 俺は、指を引き抜き、自身をあてがった。 「やっ、蛮ちゃんっ」 ・・・ンな声で拒否されっと俺が強姦でもしてるみてーじゃねーか・・・。 「銀次・・、お前は、俺に抱かれたくねーのか・・?」 少し、切なそうに。つらそうに。 「え・・?や、そんなことはっ!俺だって、蛮ちゃん好きだよ?Hだって、いやじゃないよっ?でも・・っ」 「んじゃ、いいよな・・。」 俺はそう言って、銀次の返事をまたず、一気に銀次の中に押し入った。 「っ、・・・・あーーーっ」 「・・・・、っ・・・動くぜ・・・?」 「ぇ?ァっ、、まっ・・・!」 「待たねぇっ!」 そう言って、逃がさないように銀次の腰を掴み、腰を動かす。 銀次の中は熱く絡み付いてきて、腰を打ち付けるたび、締め付けてくる。 「あっ、あ・・・っン、は・・ぅ、ば・・・っん・・」 「っ、・・・ぅ・・・」 やべぇ、あんまり、我慢できそうにねぇ・・・。 「ヤ・・っん、ばん・・ちゃ、ばんちゃ・・・んっ、あぁっ・・!」 「銀次っ・・・」 「ダメっ、だめぇ・・・!あ、あっ・・・いっちゃっ・・」 前に手を回して、動きに合わせて銀次のモノを扱いてやる。 「あっ、あ・・だめっ!いっちゃ・・・、あーーっ」 一際高い嬌声とともに、俺の手は白濁に濡れ、ぎゅっと中が締め付けられる。 「っ、く・・・」 そして、俺も、銀次の中に精を吐き出した。 次で終わり!(の予定)です 前 戻 次